有害な煙の発生がない
 
 
鋼製電線管路は燃えないという点が大きい特長の一つです。  
鋼製電線管路、合成樹脂製電線管路及びケーブルのそれぞれの配線について、これが燃えた場合にどれだけのガスと煙が発生するかについての実験がアメリカで行われ、「電気配線が燃えるとき、人がビルから脱出できる限界」として報告されています。
火災の場合、合成樹脂製電線管路はそれ自身が燃えて多量の煙やガスを発生させ ますが、鋼製電線管路の場合は内部の配線の被覆が燃えても煙やガスを吹出すとこ ろは配管の開口部とジョイント部だけでその量も多くありません。
この点からも鋼製電線管路のご使用をおすすめします。


■アメリカの火災実験のレポート  
このレポートは非金属被覆ケーブルによる配線、合成樹脂製電線管路及び鋼製電 線管路による3通りの配線を想定し、火災が起こったときにそれぞれの配線が発生す る煙にどのような差があるかを実験したものです。  
有害の判定の基準を「人がビルから脱出できる限界」として有害物質、温度及び煙 の減光指数の3要素についてそれぞれの配線方法の差を考察してあります。

これはアメリカのNEMA(アメリカ電気設備業者協会)がスポンサーになって行った調査並びに火災実験レポートの一部です。